担当者より:人気ラジオ番組『文化系トークラジオ Life』の企画者にして“黒幕”である長谷川裕さんに、番組開始から半年過ぎた2007年にご執筆いただいた原稿です。2010年現在も『文化系トークラジオ Life』はポッドキャスト配信なども含めて旺盛に情報を発信していますので、番組サイトも是非チェックしてみてください。また、併せて長谷川さんのインタビューもご覧ください(聞き手は近藤正高さんです)
配信日:2007/04/18
「よく通りましたねえ、こんな企画」。昨年10月に『文化系トークラジオ Life』がスタートして以来、何度この言葉をかけられたことでしょうか。
メイン・パーソナリティは社会学者の鈴木謙介さん(通称charlie)。これまで扱ってきたテーマは「『バブル』ってなんだ?」、「After95(95年以後論)」、「バックラッシュ」「失われた10年~Lost Generation」、「働くということ」などなど。こんなテーマでリスナーからメールを募集し、charlieとサブ・パーソナリティ(仲俣暁生さん、佐々木敦さん、柳瀬博一さん、斎藤哲也さん、森山裕之さん、津田大介さんといった編集者やライター)、そして時にはゲストも迎えて語り合う。イメージは文化系サークルの部室。
確かによく通りましたよね、この企画。まあ実は企画書の段階では編成部長でも知っているようなかなり有名な人(いわゆるマルチタレントとか)の名前が並べてあったりもしたのですが、とりあえず枠さえゲットできればこっちのもの。かなり自分がやりたいようにやらせてもらっています。
社会問題やサブカルチャー、そして人生(Life!)をテーマにあ~だこ~だと語るのはネットでも盛んに行われていることですが、やっぱり実際に会って語りあうのはまた格別の楽しさがありますよね。ネットでやりとりしていてもオフ会を開きたくなったりするものですし。とはいえ、この番組で扱っているようなテーマで語り合うなんて、そんな機会はほとんどないという人が多いわけで(僕自身もそういう場が欲しくてこの番組を作ったという側面も……)、自分も出演者と一緒におしゃべりをしているような気持ちになれる番組があったらいいんじゃないと。
ですから、レギュラーの出演者については、エライ人よりも居酒屋で隣のテーブルにいたら話に加わりたくなるような雰囲気の人がいいなと思って選びました。立派なご意見を拝聴するのではなく、メールを通じて一緒にあ~だこ~だに参加して楽しむ、そんな番組を目指しているうちに、最近はメールが150通を超えることもあり、手ごたえを感じています。
また、あらためて認識したのはライブ=生放送の面白さです。この番組は放送後に全編をPodcast配信しているという点でも画期的で(月間ダウンロード数は25万程度)、いつでも好きな時間に聴けるというのは確かに便利なのですが、一方で番組の盛り上がりという点では、生放送を聴きながらリアルタイムでリアクションを返してくれるリスナーの存在がとても大きいです。出演者にとっても、リスナーにとっても、同じ時間を共有するのがこんなにも楽しいことだったとは、僕にとっても発見でした。ラジオが時代遅れのメディアならば廃れても仕方がないと思っていましたが、最近は「ライブ」を提供する道具として意外と可能性があるのかもしれない、そんな気がしてきました。
4月からは月に1回、2時間半の生放送ということで回数自体は減ってしまいますが、その分Podcastのオリジナルコンテンツや公開イベントなど、放送以外の場所にもLifeの活動を広げていくつもりです。また最近はこの番組をネタにブログを書いてくれる人も増えてきましたし、mixiのコミュなども盛り上がっているようですので、それぞれが課外活動でLifeを盛り上げつつ、毎月1回、日曜深夜の生放送でみんな(出演者&リスナー)が一堂に会する、そんな形になるといいなと思っています。
●長谷川裕(はせがわ・ひろし)
1997年TBS入社。営業セクションなどを経て、ラジオの番組制作を担当。
現在、注目を集める「文化系トークラジオ Life」の企画者にして“黒幕”。
サイト:文化系トークラジオ Life
配信日:2007/04/18
「よく通りましたねえ、こんな企画」。昨年10月に『文化系トークラジオ Life』がスタートして以来、何度この言葉をかけられたことでしょうか。
メイン・パーソナリティは社会学者の鈴木謙介さん(通称charlie)。これまで扱ってきたテーマは「『バブル』ってなんだ?」、「After95(95年以後論)」、「バックラッシュ」「失われた10年~Lost Generation」、「働くということ」などなど。こんなテーマでリスナーからメールを募集し、charlieとサブ・パーソナリティ(仲俣暁生さん、佐々木敦さん、柳瀬博一さん、斎藤哲也さん、森山裕之さん、津田大介さんといった編集者やライター)、そして時にはゲストも迎えて語り合う。イメージは文化系サークルの部室。
確かによく通りましたよね、この企画。まあ実は企画書の段階では編成部長でも知っているようなかなり有名な人(いわゆるマルチタレントとか)の名前が並べてあったりもしたのですが、とりあえず枠さえゲットできればこっちのもの。かなり自分がやりたいようにやらせてもらっています。
社会問題やサブカルチャー、そして人生(Life!)をテーマにあ~だこ~だと語るのはネットでも盛んに行われていることですが、やっぱり実際に会って語りあうのはまた格別の楽しさがありますよね。ネットでやりとりしていてもオフ会を開きたくなったりするものですし。とはいえ、この番組で扱っているようなテーマで語り合うなんて、そんな機会はほとんどないという人が多いわけで(僕自身もそういう場が欲しくてこの番組を作ったという側面も……)、自分も出演者と一緒におしゃべりをしているような気持ちになれる番組があったらいいんじゃないと。
ですから、レギュラーの出演者については、エライ人よりも居酒屋で隣のテーブルにいたら話に加わりたくなるような雰囲気の人がいいなと思って選びました。立派なご意見を拝聴するのではなく、メールを通じて一緒にあ~だこ~だに参加して楽しむ、そんな番組を目指しているうちに、最近はメールが150通を超えることもあり、手ごたえを感じています。
また、あらためて認識したのはライブ=生放送の面白さです。この番組は放送後に全編をPodcast配信しているという点でも画期的で(月間ダウンロード数は25万程度)、いつでも好きな時間に聴けるというのは確かに便利なのですが、一方で番組の盛り上がりという点では、生放送を聴きながらリアルタイムでリアクションを返してくれるリスナーの存在がとても大きいです。出演者にとっても、リスナーにとっても、同じ時間を共有するのがこんなにも楽しいことだったとは、僕にとっても発見でした。ラジオが時代遅れのメディアならば廃れても仕方がないと思っていましたが、最近は「ライブ」を提供する道具として意外と可能性があるのかもしれない、そんな気がしてきました。
4月からは月に1回、2時間半の生放送ということで回数自体は減ってしまいますが、その分Podcastのオリジナルコンテンツや公開イベントなど、放送以外の場所にもLifeの活動を広げていくつもりです。また最近はこの番組をネタにブログを書いてくれる人も増えてきましたし、mixiのコミュなども盛り上がっているようですので、それぞれが課外活動でLifeを盛り上げつつ、毎月1回、日曜深夜の生放送でみんな(出演者&リスナー)が一堂に会する、そんな形になるといいなと思っています。
●長谷川裕(はせがわ・ひろし)
1997年TBS入社。営業セクションなどを経て、ラジオの番組制作を担当。
現在、注目を集める「文化系トークラジオ Life」の企画者にして“黒幕”。
サイト:文化系トークラジオ Life
