担当者より:脱炭素社会を目指そうとする動きについて、ブロガー・山本一郎さんにご執筆いただいた原稿です。ご一読ください。

配信日:2010/03/10


●地球温暖化対策による脱炭素社会はどうなってしまうのか●


まず、私のことから言うと、環境問題については完全に素人で、具体的に何か研究しているわけでもなく、報じられていることをふんふんと読むだけの人です。たぶん、このメルマガでも環境問題に真正面から取り組み、仕事にしている人も少数だと思いますので、私と同じような目線だろうとは思うのですが、どうも二酸化炭素が温暖化ガスであり、どうのこうのという話はガチなのかネタなのか分からなくなっている状況らしい、というところまでは分かってきました。

■「温暖化」米で懐疑論…政府間パネル失策続き■

俗に言う、「クライメートゲート事件」という奴ですね。正直、炭素排出権やら京都議定書やらCOP15やら、調べれば調べるほど、新しいエコシステムによる世界の経済新秩序のあり方、というのが茫洋としてくるわけですが… ただでさえ新秩序が分かりづらく理解できなかった根幹に対して「いや、その元になったデータは捏造だった可能性がある」とまで言われるともうちんぷんかんぷんなのであります。

では突破口は、というと、どうやら黒色炭素の削減による温室効果対策ではないか、というところまでは何となく分かっていて、日本ではいまいち良い報道がないのでfinalvent氏のブログを参照元としたいわけですが。

■黒色炭素(Black Carbon:ブラックカーボン)の地球温暖化効果■

確かに、温室効果「ガス」といわれて複雑なメカニズムで温度上昇を言われるよりは、「黒い服は太陽光から熱せられやすいんだよ!」みたいな小学校の理科みたいな単純明快なアプローチのほうが私なんかは真実に近そうだ、と思ってしまいます。

「クライメートゲート事件」以降、さまざまな環境問題の常識が見直される向きも強く、きっと新時代に至るまでのある種のゆらぎが世界中を覆っているのかな、と思うわけですが、どうでしょう。


●山本一郎(やまもと・いちろう)
イレギュラーズアンドパートナーズ代表取締役。
著書に『“俺様国家”中国の大経済』、『情報革命バブルの崩壊』(ともに文春新書)、『ネットビジネスの終わり』(PHP研究所)などがある。
ブログ:切込隊長ブログ