担当者より:いしたにまさきさんは、見たもの、体験したものの考古学的レビューブログ「みたいもん!」で人気を博しているライターであり、ブロガーです。現在、コグレマサトさんとの共著『ツイッター 140文字が世界を変える』(マイコミ新書)が話題になっております。この原稿では、ブログと比較しつつ、現在のツイッターブームを論じていただきました。
配信日:2009/10/14
ツイッターというサービスと、その中身である「つぶやき」がアメリカだけではなく、日本でも少しずつ社会を変えていっています。その規模はまだまだ小さいものの、既に確実とも言える成果を出し始めている企業や個人が出てきています。
それが世の中には、まだまだ表立って見えてきていないのは、ブログブームのときと同じと言っていいでしょう。
ブログは、ブームという一過性のものでは終わらず、現在ネットに定着していると思います。しかし、大きな役割を担うようになった分だけ、敷居もやや高くなってしまい、一個人が情報発信をするツールとしては、それなりの覚悟や努力、そしてそれ以上にスキルを求められるものになっているとも言えるでしょう。
そこへまさに風穴を空けるようにして登場したのがツイッターです。ツイッターにはブログにない制限があります。それが140文字の文字数制限です。その制限によってまさに短い「つぶやき」として情報は発信されていきます。その「つぶやき」が流れるタイムラインによって、「つぶやき」は次々とユーザーから発信されていき、時として秒単位で伝播していくのです。
そして、この秋、出版界ではちょっとしたツイッター本ブームになっています。ツイッターというサービスがはじまった時期を考えると少し遅いぐらいかもしれません。
ここには、拙著『ツイッター 140文字が世界を変える』(マイコミ新書)も含まれますし、今後刊行される予定の神田敏晶『Twitter革命』(ソフトバンク新書)や津田大介『Twitter社会論』(新書y)など、多くの書籍がこれからツイッターを論じることでしょう。
これは、2008~2009年を境にして、参加ユーザーの数が爆発的に増え、そこに企業も含めたいろいろな成功事例が加わっていくことで、質と量の閾値を超えたということを意味していると思います。
また、参加者の中にネットのハードユーザーではない人たちも確実に増えていっています。そんな状況にあって、ハードユーザーではないとややわかりにくいツイッターの醍醐味を初心者のユーザーにも伝えたいと思うのは当然の流れです。
ツイッターのタイムラインの最大の特徴である、個々人全く違う画面を見ているという点などは、初心者のユーザーの人にはまず知ってもらいたいところです。
そして、ほぼ同じタイミングで各社からツイッター本が出版されるというところに、今ツイッターユーザーの間にある温度というものも感じられるのではないでしょうか。
この盛り上がりつつあるツイッターのブームが一過性のものとして終わってしまうどうか? これはひとえにツイッターという文字そのものがカタカナ文字として、認知されるかどうかにかかっていると考えています。
SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービスの略称)という表記では認知されなかったものが、「ミクシィ」というカタカナ文字となることで、はじめて認知されましたし、そもそもブログも最初はweblogという表記だったものが、「ブログ」というカタカナ文字となることが認知には必要であったと考えています。
この同じ過程をtwitterが「ツイッター」として辿っていくかどうか? それはのちの歴史に判断をゆだねるしかないですが、その可能性は高いと私は感じています。
●いしたにまさき
ライター&ブロガー。
コグレマサトとの共著に『クチコミの技術』(日経BP社)、『ツイッター 140文字が世界を変える』(マイコミ新書)がある。
ブログ:みたいもん!
配信日:2009/10/14
ツイッターというサービスと、その中身である「つぶやき」がアメリカだけではなく、日本でも少しずつ社会を変えていっています。その規模はまだまだ小さいものの、既に確実とも言える成果を出し始めている企業や個人が出てきています。
それが世の中には、まだまだ表立って見えてきていないのは、ブログブームのときと同じと言っていいでしょう。
ブログは、ブームという一過性のものでは終わらず、現在ネットに定着していると思います。しかし、大きな役割を担うようになった分だけ、敷居もやや高くなってしまい、一個人が情報発信をするツールとしては、それなりの覚悟や努力、そしてそれ以上にスキルを求められるものになっているとも言えるでしょう。
そこへまさに風穴を空けるようにして登場したのがツイッターです。ツイッターにはブログにない制限があります。それが140文字の文字数制限です。その制限によってまさに短い「つぶやき」として情報は発信されていきます。その「つぶやき」が流れるタイムラインによって、「つぶやき」は次々とユーザーから発信されていき、時として秒単位で伝播していくのです。
そして、この秋、出版界ではちょっとしたツイッター本ブームになっています。ツイッターというサービスがはじまった時期を考えると少し遅いぐらいかもしれません。
ここには、拙著『ツイッター 140文字が世界を変える』(マイコミ新書)も含まれますし、今後刊行される予定の神田敏晶『Twitter革命』(ソフトバンク新書)や津田大介『Twitter社会論』(新書y)など、多くの書籍がこれからツイッターを論じることでしょう。
これは、2008~2009年を境にして、参加ユーザーの数が爆発的に増え、そこに企業も含めたいろいろな成功事例が加わっていくことで、質と量の閾値を超えたということを意味していると思います。
また、参加者の中にネットのハードユーザーではない人たちも確実に増えていっています。そんな状況にあって、ハードユーザーではないとややわかりにくいツイッターの醍醐味を初心者のユーザーにも伝えたいと思うのは当然の流れです。
ツイッターのタイムラインの最大の特徴である、個々人全く違う画面を見ているという点などは、初心者のユーザーの人にはまず知ってもらいたいところです。
そして、ほぼ同じタイミングで各社からツイッター本が出版されるというところに、今ツイッターユーザーの間にある温度というものも感じられるのではないでしょうか。
この盛り上がりつつあるツイッターのブームが一過性のものとして終わってしまうどうか? これはひとえにツイッターという文字そのものがカタカナ文字として、認知されるかどうかにかかっていると考えています。
SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービスの略称)という表記では認知されなかったものが、「ミクシィ」というカタカナ文字となることで、はじめて認知されましたし、そもそもブログも最初はweblogという表記だったものが、「ブログ」というカタカナ文字となることが認知には必要であったと考えています。
この同じ過程をtwitterが「ツイッター」として辿っていくかどうか? それはのちの歴史に判断をゆだねるしかないですが、その可能性は高いと私は感じています。
●いしたにまさき
ライター&ブロガー。
コグレマサトとの共著に『クチコミの技術』(日経BP社)、『ツイッター 140文字が世界を変える』(マイコミ新書)がある。
ブログ:みたいもん!
